キャンペーン趣旨
今後30年以内の発生確率が80%程度といわれる「南海トラフ地震」をはじめ、豪雨や火災などの災害はいつ発生してもおかしくありません。そこであいテレビでは、災害に対する備えを啓発するためのキャンペーンを展開します。愛媛県のみなさまの大切な生命および財産を守るための取組みです。
南海トラフ巨大地震の被害想定
※マグニチュード9クラスの地震が発生した場合の最悪の想定
■全国
死者 29万8000人、建物の全壊・焼失 235万棟、1週間後の避難者 1230万人、経済被害は270兆3000億円になると
想定されています。
■愛媛
死者 2万4000人、建物の全壊・焼失 20万4000棟になると想定され、更に多くの地域で電気・ガス・水道のライフラインが
止まることから、1週間後の避難者は64万9000人と、多くの人が避難生活を余儀なくされると想定されています。
大規模災害の発生時には、行政等による支援「公助」がすぐに行き届かないと考えられ、県民の「自助・共助」による
ソフトパワーを発揮することで、被害の軽減につなげていくことが重要です。
テーマは「自助・共助」
実際に南海トラフ地震が発生した場合、愛媛県でも甚大な被害が予想されています。
●南海トラフ地震による甚大な被害が想定される愛媛県を含む10県では、限られたマンパワーの効率的な配分が課題
●被害を受けたライフライン(水道、ガス、電気等)はすぐには復旧しないことに加え、交通ネットワークが被害を
受けることにより、支援が届くまでに時間がかかると想定されており、自助の意識を高めて置くことが重要
こうしたことから当キャンペーンでは、自身の生命や財産は、自分で守る「自助」をキーワードに展開します。「自助」への備えを進め、知識を高めることが家族や知人、隣人といった周囲の方々を守る「共助」につながります。大規模災害に備え「自助・共助」の意識を高めて置けば、台風や豪雨等の災害にも対処が可能です。